博士課程へ進学することで、どんな経験や能力が得られるか考えられるものを挙げてみました。(インターネット上で見かけた意見を入れているものもあります。)
- ・博士号が得られる
- ・課題を見つけて研究を立ち上げる能力。
- ・この分野はだけは誰にも負けないと思える領域ができる。
- ・研究者としての業績を積める
- ・リーダーシップ
- ・マネジメント能力
- ・プレゼンテーション能力
- ・査読のある論文の執筆から出版までのプロセスを経験できる
- ・資料作成スキル
- ・研究者としての人脈の作り
- ・研究資金の獲得能力
- ・資金の運用能力
- ・自分が好きなテーマを自分の裁量でできる
- ・強いメンタル
- ・度胸
- ・博士に行っておけばよかったと後悔することがない
- 最後に:筆者の意見
・博士号が得られる
研究者としての免許証のようなものが得られる。
将来、アカデミア(大学教員)へ進もうと考えていると必須である。
また、博士号ががあると海外の人を相手にするときに尊敬してもらえるので仕事がしやすくなる
・課題を見つけて研究を立ち上げる能力。
学士が10を11にする能力を培うとすれば、修士は1を10にする能力を培う、博士は0を1にする能力を培うという考え方もできます。
課題を解決する力は修士までで身についても、課題を見つける力は博士のほうが得られる。
・この分野はだけは誰にも負けないと思える領域ができる。
博士論文執筆を通して、自分の研究の立ち位置を把握できる。また周辺、関連分野の歴史から最近の流行を理解し、自分の研究の意義をきちんと定義する経験を積める。
・研究者としての業績を積める
学会発表や論文の出版、特許などの業績を積める。
・リーダーシップ
研究室で年上になるのでリーダーシップを発揮する場面もある。
・マネジメント能力
"修士号を取れないのは指導教員の責任だが、博士号を取れないのは本人の責任”という考えの人もいる。
・プレゼンテーション能力
学会発表を通してプレゼンテーション能力を得られる。
・査読のある論文の執筆から出版までのプロセスを経験できる
論文を執筆する能力を得られる。
科学的なエビデンスと論法により、いかに他人を納得させるかを学べる。
・資料作成スキル
進捗の報告などで資料を作成する機会がある。
・研究者としての人脈の作り
人脈の作り方を学べたり、人脈を作る機会に恵まれる。
他大の教授などとのつながりができる。
留学する機会も得られるかもしれない。
色々な国籍の博士友達ができたという人もいるそうです。
・研究資金の獲得能力
学振の申請書やボスのグラント申請を手伝う機会などで能力が身につきます。
・資金の運用能力
限りある資金の中で効率よく研究を進める力を得られる。
・自分が好きなテーマを自分の裁量でできる
企業の研究者よりも自分の自由な時間が得られる。
・強いメンタル
・度胸
・博士に行っておけばよかったと後悔することがない
最後に:筆者の意見
博士課程に進学しても、基本的には経験できることは修士課程とは大きく変わらないと思います。ただし、例えば野球部でも1年間続けた場合と3年間続けた場合では、練習できる量も、試合に出場できる機会も、関わる先輩後輩も増えるように博士課程に進学することで様々な経験はできると思います。