牛乳を朝と夜に飲んだ場合の効果

牛乳を朝に飲んだ場合の効果

朝に牛乳を飲んだ場合は、

  • 体内時計の前進
  • 筋肥大の増加
  • 筋萎縮の抑制
  • メラトニン分泌増加
  • 睡眠の質の向上

などの効果が期待できる。

牛乳は卵などと同様にトリプトファンを含むタンパク質が含まれている。

朝食にトリプトファンが多く含まれるものを摂取し、朝の光を浴びることで、メラトニン分泌が増大し、夜の睡眠が改善すると考えられている。朝食で摂取されたトリプトファンは時間をかけて、セトロニン、メラトニンと変換されて、夜間の分泌促進に繋がると考えられている。

 

牛乳を夜に飲んだ場合の効果

夜に牛乳を飲んだ場合は、

  • カルシウム吸収の増加
  • 骨の健康維持
  • 睡眠の質の向上

などの効果が期待できる。

牛乳に含まれるカルシウムは夕方から夜にかけて吸収が増大する。そして骨形成の役に立つと考えられている。また難消化性食物繊維は腸内細菌の餌になり、短鎖脂肪酸を産生し、腸内の水素イオン濃度を低下させる。これがカルシウムの吸収を促進することが知られている。よって、夕食時もしくは夕食後に食物繊維やクエン酸、リンゴ酸の多い果実と牛乳を摂取すると、カルシウムの大腿骨への利用が促進させることが期待できる。

牛乳は乳脂肪が含まれているので、肥満が気になる人は特に夕方は脱脂系の乳製品のほうがいいかもしれない。

参考文献

書籍名    Q&Aですらすらわかる 体内時計健康法
出版社    杏林書院
著者    田原優(著) 柴田重信(著)